馬について

Posted by yatsu Sun, 01 Feb 2004 23:49:31 GMT

映画『シービスケット』鑑賞。

序盤は目まぐるしい展開でわけがわからないが、馬主と調教師と騎手が出会ったあたりからは非常におもしろい。 お約束的展開ではあるけれど楽しめた。 映画がわかる人から見たらどうなのか、わからないけれど。 原作本の評価は(日本では)あまりよくない。

馬ってスゲー、と思ったので、木村凌二『馬の世界史』を読んでみる。

この本によると、最後の氷河期が終わり気候が温暖になると、人口が増えたために、馬は人に食われて絶滅寸前だったらしい。 アメリカ大陸ではインディアンが食いまくって、マンモス、虎と一緒にウマ科動物絶滅。 ユーラシア大陸でもイギリス、フランス、スペインでは食い尽くされてしまい、東方に逃げだのだという。 そして現在は、プルツェワルスキー種という1種類の野生種しか存在しないのだそうだ。 現在の畜産種は、すべて同じ祖先をもつ可能性が高いらしい。 ということは、その1種類の馬だけが乗りこなすことが可能で、他の種類の馬は調教不可能で食べられてしまったのだろうか。 そうだとすると、その1種類の馬がもうちょっと性格悪かったりしたら、人間が馬に乗ることもあり得な くて、絶滅していたのではないかと、クレオパトラの鼻みたいなことを考えてしまった。

「15世紀末のある書」には「駿馬の特質」として、以下のように書かれているのだそうだ。

駿馬というものは十五の特質をもっていなければならない。すなわち、男の特質三、女の特質三、狐の特質三、兎の特質三、ロバの特質三である。
男の特質として、勇気、誇り、頑固さ
女の特質として、豊かな胸と髪、さらによく動く唇
狐の特質として、美しい尾と短い耳、さらには軽快な脚さばき
兎の特質として、大きな目と乾いた頭、さらにはすばらしい疾走
ロバの特質として、大きな顎とまっすぐな四肢、さらには立派な骨

よくわからないものがいくつか……。特に「女の特質」。

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排水溝からミスティック・リバーへ

Posted by yatsu Sun, 11 Jan 2004 23:13:11 GMT

『ミスティック・リバー』観賞。半年ぶりくらいに映画を観ました。以下はネタバレなので注意。

少年時代の偶然的事件から性的虐待の傷を負うというストーリーは、本作品でショーン・ディバインを演じているケビン・ベーコンがかつて出演した『スリーパーズ』を連想させるが、『スリーパーズ』においては、被害を受けた少年たちが、成長してから復讐を遂げるために結束することができるが、『ミスティック・リバー』では、被害者がひとりであったことが、さらなる悲劇を生む。 ケビン・ベーコン演じるショーン・ディバインは言う、

「たまに思う
みんな車に乗っていたら……
これが全部 夢だったらと
実際は おれたちは
まだ11歳の少年で──
穴蔵で 逃げたあとの
人生を思っているとしたら……」
(プログラムより)

たったひとり性的虐待を受けたデイブは、そのときに自分は死んだのだという。 そこでデイブはなにかを喪失したのだ。 排水溝に飲み込まれた路上ホッケーのボールのように。

排水溝は少年時代の一時期を象徴し、そこを流れる水はミスティック・リバーにつながるのかもしれない。 だが、排水溝に飲み込まれたボールは決して取り出されることはなく、川に流れ着くこともない。 デイブは、マンホールの中にたくさんのボールが存在するであろうと息子に教える。 排水溝に落ちたボールは、そのままの場所に取り残されるとデイブは信じているのだ。

息子にせがまれても排水溝のボールを取り出そうとしないように、デイブは過去を掘り起こそうとはしない。 しかし事件の夜、デイブは過去を掘り起こしてしまう。 「あのとき」連れ去られなかった友人の娘が楽しそうに踊っているのを見て、自分の少年時代を思い出したデイブは、必要以上に強く男を殴ってしまう。 必要以上に強く叩かれた路上ホッケーのボールが排水溝に飲み込まれるように、デイブは再び運命に飲み込まれる。

デイブが再び車で連れ去られてからの展開の密度がすごい。 妻にも見捨てられたデイブは、嘘の自白によって、最後の味方である視聴者にすら見捨てられることが避けられないのだが、私たちがデイブを見捨てた、たった数秒後に、道路にうなだれたジミーから、自分の過ちが暗示されてしまうのだ。 ニセ警官の指輪の十字架に彼ら自身の背負う罪を見ていた無実な視聴者は、ジミーの背中の十字架には自分自身の背負う罪を感じずにはいられない。 少年時代に口を開けている排水溝、いやむしろ、暗渠というものを感じる映画だった。

………
たぶん、あまり語られないであろう(?)デイブを中心に書いてみました。 映画をあまり観ない僕では、映画としての魅力を全然伝えることができなくて残念に思います。僕のおすすめ映画評は乱暴者日記「ミスティック・リバー」です。

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『監督 小津安二郎』

Posted by yatsu Sat, 03 Jan 2004 07:48:38 GMT

蓮實重彦『監督 小津安二郎 増補決定版』をやっと購入。読み始める。

せっかくの休みなので、小津安二郎監督『晩春』と、ヴィム・ベンダース監督『東京画』のビデオを観てすごしました。

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小津安二郎生誕100年

Posted by yatsu Fri, 12 Dec 2003 16:21:59 GMT

祝、小津安二郎生誕100年

蓮實重彦『監督 小津安二郎 増補決定版』を買ってこなきゃ。

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小津安二郎作品一挙放送

Posted by yatsu Mon, 01 Dec 2003 20:54:46 GMT

生誕100年小津安二郎特集
(SFC21—小津安二郎特集 より)

現存する37作品すべてを2003年10月から2004年1月にかけて放送とのこと。10月からやってたのか〜。

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銃乱射事件犯人の映像

Posted by yatsu Fri, 24 Oct 2003 04:59:45 GMT

フジテレビ「ニュースJAPAN」で、コロンバイン高校銃乱射事件の犯人の高校生2人の未公開映像が公開されていました。犯行以前の映像で、楽しそうに銃を乱射しているのですが、標的に使用されているのはボーリングのピン。銃弾が撃ち込まれたピンをビデオカメラに向かって見せつけています。
(キャプチャしました)

September 19, 2003
『ボウリング・フォー・コロンバイン』の意味

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小津安二郎DVD-BOX予約受付開始

Posted by yatsu Fri, 06 Jun 2003 17:19:20 GMT

Amazonで小津安二郎 DVD-BOX series1予約受付開始です。series 1の発売予定日は2003/09/25で、価格は23500円。

高いな……と思いつつ、予約注文してしまった。

series 1 (発売予定日: 2003/09/25)

  • Disc 1『東京物語』
  • Disc 2『彼岸花』
  • Disc 3『お早よう』
  • Disc 4『秋日和』
  • Disc 5『秋刀魚の味』

series 2 (発売予定日: 2003/10/25)

  • Disc 1『晩秋』
  • Disc 2『麦秋』
  • Disc 3『お茶漬けの味』
  • Disc 4『早春』
  • Disc 5『東京暮色』

series 3 (発売予定日: 2003/11/22)

  • Disc 1『母を恋ばすや』
  • Disc 2『浮草物語』
  • Disc 3『東京の宿(音響版』 / 『鏡獅子』)
  • Disc 4『一人息子』
  • Disc 5『淑女は何を忘れたか』
  • Disc 6『戸田家の兄妹』
  • Disc 7『父ありき』
  • Disc 8『長屋紳士録』 / 『風の中の牝』

series 4 (発売予定日: 2003/12/25)

  • Disc 1『学生ロマンス 若き日』 / 『和製喧嘩友達』
  • Disc 2『大学は出たけれど』
  • Disc 3『突貫小僧』 / 『朗らかに歩め』
  • Disc 4『落第はしたけれど』 / 『その夜の妻』
  • Disc 5『淑女と髯』 / 『東京の合唱』
  • Disc 6『青春の夢いまいづこ』
  • Disc 7『東京の女』 / 『非常線の女』
  • Disc 8『出来ごころ』

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映画鑑賞

Posted by yatsu Mon, 19 May 2003 04:43:31 GMT

  • 『めぐりあう時間たち』
  • 『レセ・パセ』
  • 『WATARIDORI』

『めぐりあう時間たち』は本当にすごかった。恐ろしいほどの緊迫感です。

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映画鑑賞

Posted by yatsu Mon, 05 May 2003 04:59:10 GMT

  • 『愛してる、愛してない…』
  • 『シカゴ』
  • 『セプテンバー11』

『セプテンバー11』は今頃になって初めて観たのですが、今村昌平監督の作品だけは納得がいきませんでした。過剰なほど日本的にすることは、世界に媚びていると思われかねないし、最後に「聖戦なんてありはしない」なんて文字で表してしまうところなど、観ていて恥ずかしくなりました。そしてなにより、日本人にとってよくわからない「9.11」を、自分たちにわかる、第二次大戦と同じ問題に還元してしまっているのが残念です。

ちなみにプログラム記載のインタビューには次のように答えています。

[Q] “9.11”という大破壊に「前」や「後」が存在すると考えますか?

フランス革命やロシア革命がもたらした「大破壊」のように? そうは思わないね。

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小津安二郎作品 DVD

Posted by yatsu Thu, 01 May 2003 02:32:37 GMT

Amazonより
小津安二郎作品

発送可能時期:現在このタイトルのDVDの発売は未確定ですが、発売が決定しましたらEメールでお知らせします。右のボックスにEメールアドレスを入力して送信してください。また、発売元のメーカーにもお客様からのご要望があることをお伝えします。

とのこと。

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